115-1000 新潟車の引退に寄せて その2
さんざんな目にあった。
3月頭 病院を出た。
手術痕はグロテスクだし、なんつっても腹に力入れると本当に気が狂うくらい痛い
花粉症ーーーー
くしゃみが
拷問!!!!!!!!!
気が狂う
シジュウカラのさえずりは季節の移り変わりを教えてくれた
もう空気は完全に春。
体力もないし、家から出たいけど出たくない、そんでもって数日後に卒業式が控えている。
(来年度は働くので)人生で最後の春休み。
きついけど医者から「術後はよく歩いてね」って言われてるので友人を巻き込みつつちょっと無理して出かけることにした。
どこがいいかな
あ、
新潟に行くか。
最初は撮れれば上出来よねっていう感じで軽い気持ちだった
(新潟は湯沢までしか行ったことなくて土地勘全くなかったので)友人に場所案内を全部丸投げして車を走らせつつ撮影地を巡ることにした。
2021/3/25
いきなり新潟は体のソレでやばいのでリハビリで中央線快速を巡った。
撮影中、なんか乗務員の目つきが良くないことに気づく。
そういえば、この前日に中央線内で撮り鉄の線路内侵入があったことを思い出した。それでピリピリしているのだろう(何もネタが無いのに)、何か腫物を見るような視線をたびたび感じた。
列車で自分の横を通り過ぎる車掌に睨みつけられることも。
特に何もしてないんだけどなあ。
被害妄想かもしれない。けれどこの当時マス〇゛ミには格好のネタにされ、実情を知らない普通の市民に散々な暴言を吐き散らされ全然良い気分はしなかったので早々と現場を去った。
前日に現場を荒らした御一行の仕業かと思うととても腹が立ち、帰宅するなり雑にブログを更新して、頼まれてもないのに勝手にメンタルを壊した。
新潟予定日二日前、もう鉄道撮影に対してモチベは保てなかった。
2021/3/27 初?の新潟へ
始発電車で新幹線に乗りに行く。
気分が乗らなくて始発に間に合うように起きるのがしんどかった。
どうせ人が集まってるんだと思うととても気が進まない。
ただ現地に行くとそんなことはなかった。
どんよりと曇ってはいたが、おかげでほかの撮影者はあまり見かけなかった。
そこら中が撮影地のような広大な土地
▲分水-寺泊 @大河津分水 信濃川分水橋梁
よく見る立ち位置は見飽きてたので何か別のことできないのかと周辺を探し回った結果なんかいいアングルがあったので即決。大き目のトラスが車体を隠さず、サイズ感もかわいいのですぐに気に入りました。橋脚もいいよね。
空気も気持ちよく、景色はシンプル。
架線柱とかのストラクチャーも面白いし民家は独特の杉板の外壁。
酷い表現で申し訳ない 之、性癖。
模型のような単純な景色を7色の115系が駆け回ると思うと
これだけは逃してはいけない...
曇り空の下、燃え上がった。
▲@巻ー岩室 いかにも農地って感じで軽トラが集結。 E129もかっこいいよね
▲寺泊ー分水 分水橋梁逆サイド
余り写真見たことないけど、より一層河原感が増したような気がする。
▲吉田ー矢作 大鳥居バックの一番弥彦線らしいところで。
この頃E127が115と一緒に消えるなんて夢にも思っていなかった。
この後、買ってからまだ経ってない単焦点レンズが壊れた。
吉田で一泊
駅チカの宿なので深夜のスナップができる。
▲蓋を開ければ、長野。でも一番復刻らしい姿だった。
▲170M 夜間留置
新潟で一番の目当てだった一次新潟色。115だと雑誌で見たくらいしかなく一度はお目にかかりたい車体色だった。なんですかこのダイナミックさ、だいぶ手が掛かってて面白い。
▲吉田駅 新潟行最終電車 意外と人乗ってて驚き。
2021/3/28 二日目
相変わらずの曇り。
とりあえず編成写真を撮っておこうと、出雲崎町沢田へ
田んぼのあぜ道で電車を待つ。
ヒメオドリコソウやら土筆やらが顔を出していた。
「FUーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーCK⇘(ドップラー効果)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワシ「へ??????????????」
友「wwwwwwwwwwwwwwwww」
いや意味わからん
イカれた撮り鉄の車だろうか、突然通りすがりの軽自動車に死ねと告げられる。
本当に意味が分からなすぎてしばらくキレ気味で笑ってた。
▲出雲崎ー妙法寺 運用のつながりを知らなかったので、こいつが来たときは嬉しかった。ただ前置きと天気のせいで気分的に微妙な感じに。140M柏崎行
やっぱ国鉄型を取り巻く治安なんてそんな程度だよな。少しがっかりした。
この後車を新潟駅方面に、海沿いを走って向かう
▲荒れた海岸、五ヶ浜海水浴場
海水浴場というにはあまりにも危険すぎないか。ハングルのあるのゴミや人っ気のなさと不気味さにすっかりひかれて一時間は探索してたと思う。
▲なぜ日本海はこんなにも哀愁感漂うのか。太平洋じゃこんなテイスト出せない。
出だしはレンズが壊れたり罵声浴びせられたりとひどい目にもあったが、とりあえず次回に向けてのオリエンテーションといった感じでそこそこ平和に終わった。ぶっちゃけあんまり大してやりたいことができておらず、ほかの撮影地は?稲があればあんなことできるかな?雪があればこうなってくれるかな・・・などと色んな課題を生成。
課題を生み出しては、現地にいるにもかかわらず「新潟行きてぇな」とか言い出すなどモチベーションはそこそこ好調に復活。
赤点回避レベルのことはできたし、海も見れたし、何よりも憂鬱な入院生活からのリフレッシュにはなったと思う。
新潟からは日本酒と生んだ課題を抱えてMAXときで帰った。
どうでもいいけど新幹線はMAXがなくなってから寝て移動するもののようになってまったく面白くなくなったよなぁ。